おもい。
僕は日本語の「敬語」の文化はとてもいいものだと思っているんだけど、日本の、「年下は年上には敬語を使うべき」という文化はとてもよくないものだと思っている。 「年齢に関係なく親密な関係になるまではお互いに敬語、親密な関係になったらお互いに敬語を…
最近、心身の具合があまりよくない。もう聞き飽きた「異常気象」で気圧の乱高下も温度の変化もひどいし、そのおかげで僕の体調も乱高下。 周囲の健康そのもの、という感じの同僚たちを見ていると、やっぱり僕はいわゆる「メンヘラ」というやつなんだなぁ、と…
現代の日本には(外国に住んだことはないので、比較して、ということではないけど)、「誰かを呪う言葉」があふれていると思う。呪いは、僕たちに「ねばならない」を強制し、今いるところに縛り付ける。 「普通でなければならない」という呪い、「多くの人が…
最近僕はどうやら余裕と自信を失っているみたいだ。客観的に見るとかなり満たされているし、ひどい状況にいるわけではない。なのになぜだか、どーんと構えていられないらしい。 仕事で、地域中の矢面にさらされる立場にいるからかな。ようやく動き出した様々…
「恋人」「付き合っている人」「相方」「パートナー」「愛する人」「好きな人」。 親密な関係を築いている相手を呼ぶ言葉はたくさんある。それぞれのニュアンスは少しずつ違っているけれど、はっきりとした定義があるわけではなくて、境界はあいまいだ。 「…
「責任感」という言葉がきらいだ。「もっと責任感をもて」「お前は責任感がない」どれも人を追い詰める言葉だと思う。 そもそも「責任」の有無という極めて重要な問題に対して、「感」ってなんだよ。フィーリングかよ。「感」という言葉には、責任があるかな…
連休の前半、我が家で煉's Barという名のホームパーティーを開催した。ツイッターやネットで知り合った人たちが集まる、いわゆるオフ会。僕の家は長野県で、参加者に長野県民は一人もいないというのに、7人もの参加者が、東京から、千葉から、岐阜から、群馬…
fuduki-ren.hatenablog.jp こんな記事を書いたのはもう二年も前のことだ。 あれから頻度は減ってしまったし、 長野に拠点を移してから参加者も随分少なくなってしまったけど、 今でも「煉’s Books & Bar」は僕にとってかけがえのないものだ。 面白いのは、と…
春は、出会いと別れの季節だ。僕の職場でも、仲が良かった同僚が退職する。同僚たちで、その人への寄せ書きを書こうと言われて僕は、少し迷ってこう書いた。「退職おめでとう」書いてから、これが僕の偽らざる気持ちだな、と思った。 辞めるということ、続け…
去年、はじめてアドラー心理学について書かれている本を読んだら、自分がこれまで考えてきたことにそっくりだったので驚いた。というわけで、今ここで僕が「僕なりにたどり着いた考え」を書くと、「なーんだ、流行りのアドラー心理学の丸パクりじゃーん」と…
最近僕がたどり着いた真理のようなもの。 「塵も積もれば山となる」という言葉が、実感として役に立つことってほとんどない。もっと時間の流れがゆっくりだった大昔には役に立ったのかもしれないけど、現代の世の中を生きている感覚としては、「塵が積もって…
SNSにあげるために手書きで書く、ってなんだかずいぶん無駄なことをしているようだけど、キーボードを叩くときとペンを走らせるときでは、思考のテンポが違う気がする。 僕の場合、なぜか手書きの方が早口というか、後から後から文章がわいてくることが多い…
最近、不安と心配がつきない僕は、しょっちゅう1ヶ月後のことを考えている。ここ1年間の新しい仕事で任されている冊子の締め切りがそこにあるからだ。1ヶ月後、仕事が全然間に合わなくて、この1年間の僕が役立たずだったことが白日の下にさらされてしまうの…
これから一週間くらい、Twitterを見る機会を減らそうと思います。話しかけてもらったら反応はするので、DMや電子文通、LINEは大歓迎ですよー!— 文月 煉 (@fuduki_ren) 2018年1月23日 昨日、Twitterでこう宣言して、スマホからTwitterのアプリのショートカッ…
ツイキャスというツールを使って、僕の考えをしゃべってみました。 台本も何もない一発録りなので、だらだらとしてしまっていますが、思っているところを存分に話しています(無駄話もあって、ちょっと長いけど……)。 よかったら聞いてみてください。またあ…
「しあわせってなんだろう。」僕はいつでも、それを考えずにはいられない。誰かが定義した、借り物の答えではなくて、自分自身が心から納得できる、「自分にとってのしあわせ」。 それを僕が考えるようになったのは、大学を卒業して、就職した会社で営業の仕…
僕は、最近わりと「調子が悪い」「うまくいかない」「つらい」とTwitterでつぶやいているので、心配してくれる人がいるんだけどね。 確かにそのときは「つらい」と感じていて、決して大げさでも嘘でもないけど。 でも、今の僕のつらさは表層の「一番上のレイ…
ここ10年くらい、いろんなことを考えて言語化するようにしてきたら、大抵の思いつくことは「前にも考えたことがある」ようになった。結局のところ興味があることはそんなに変わらなくて、ぐるぐると何度も同じことを考えているんだな。とりあえず出す結論も…
しばらく前に、こんな文章を書いた。 fuduki-ren.hatenablog.jp 僕がDon't Be Evil.を座右の銘的に掲げるのは、 Twitterをふくむネット言論で支配的な「悪いやつには何を言っても(しても)いい」という空気に流されないようにするためだ。 この間Twitterで…
少し前から毎年、誕生日前後にブログ記事を書いている。 「おめでとう!」と言われたいという下心もあるけど(笑)、定点観測的に自分の生き方を振り返るのにちょうどいいからね。 34歳時点で、「僕の人生はおおむね、とてもしあわせである」と感じているこ…
ニホンウナギは、2014年についに国際的な絶滅危惧IB類に指定された。「希少な生き物」としてよく知られるジャイアントパンダやコアラよりも「絶滅の可能性が高い」とされたのである。 一方で、日本ではまた今年も「土用の丑の日」が近づき、全国的に「うなぎ…
最近、生活する環境が変わっても、話をする相手が違っても、僕が語る内容にあまり差がなくなってきた。僕の中で僕なりの哲学が固まってきた証拠だと思う。あまり固定化してそれに固執してしまうのはよくないけれど、揺らがなくなってきたのはうれしい。 僕が…
最近のつぶやきから、仕事に関するものをピックアップして、並べてみる。 ちょっと脈絡がないけれど、考える種になりそうなものばかり。 仕事には、「やらなきゃいけないこと」「やった方がいいこと」「やった方がいいかもしれないこと」があると思う。企画…
ようやく一息ついたので、近況報告でも。7年住んだ神奈川県川崎市の家を出て、見知らぬ土地、長野県に引っ越してきた。生まれたのは横浜、これまで住んだことあるのは東京で、いわゆる「首都圏」から出たことがなかった僕。生まれて初めての、首都圏外での生…
たとえば自分のつくった居場所で、楽しんでくれる人がいると、 とてもとても満たされた気持ちになって、ああ、僕が生きてきたことに、たぶん、意味があったんだな、なんて思ったりする。自己承認欲求が満たされる、ということだと思うし、文字通りの「自己満…
結局のところ、僕がたどり着いたのはそういうことなのだ。 道に迷ったとき、自信がもてなくなったとき、ただ静かに泣きたくなったとき。無条件に、何も求めずに、受け入れてくれる存在。「家族」と「ふるさと」は、そういう人と、そういう場所だといいなと思…
どうしてだろう?世の中には、「未来」や「過去」を優先して、いちばん大切な「今」を蔑ろにしているように見える人が、たくさんいる。 「未来の安定をめざして今は我慢する」と言ったり、「過去の責任があるから今は仕方ない」と諦めたり。「今を一番大切に…
あけましておめでとうございます。今年も無事、新しい年を迎えることができました。日常からちょっとだけ離れた年始のこの時期に決意じみたブログの記事を更新するのが、ここ数年の恒例になっているので、今年もキーボードを叩いてみることにしてみました。 …
最近かなり真面目に考えていることのひとつに、「性欲をもてあました人が、安全にそれを解消するにはどうしたらいいのだろう」ということがある。僕自身の話ではなく、社会としてね。これは、笑いごとでも恥ずかしいことでもなくて、とても大事なことだと思…
僕が大学を出て、社会人になって驚いたことは、世界が広いということを知ったことだった。つまりは、自分が今まで生きていた世界がどれだけ小さかったのかということを知った、ということでもある。僕には、あんまりにたくさん知らないことがあった。社会の…