僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

退職おめでとう。

春は、出会いと別れの季節だ。僕の職場でも、仲が良かった同僚が退職する。同僚たちで、その人への寄せ書きを書こうと言われて僕は、少し迷ってこう書いた。「退職おめでとう」書いてから、これが僕の偽らざる気持ちだな、と思った。 辞めるということ、続け…

「一人称」の世界

去年、はじめてアドラー心理学について書かれている本を読んだら、自分がこれまで考えてきたことにそっくりだったので驚いた。というわけで、今ここで僕が「僕なりにたどり着いた考え」を書くと、「なーんだ、流行りのアドラー心理学の丸パクりじゃーん」と…

「塵が積もって山となる前にみんな死ぬ」

最近僕がたどり着いた真理のようなもの。 「塵も積もれば山となる」という言葉が、実感として役に立つことってほとんどない。もっと時間の流れがゆっくりだった大昔には役に立ったのかもしれないけど、現代の世の中を生きている感覚としては、「塵が積もって…

非活動的な休日を過ごす意味

予定のない休日に、家から一歩も出ないことが増えた。少し前まで僕は「やりたいことが多すぎて時間が足りないばかりで、ついぞ「暇だ」という感覚を味わったことがない」などと言っていたくらいなのに、ここ数ヶ月の休みの日は「やりたいこと」をやる気にも…

手書き日記をはじめてみた。

SNSにあげるために手書きで書く、ってなんだかずいぶん無駄なことをしているようだけど、キーボードを叩くときとペンを走らせるときでは、思考のテンポが違う気がする。 僕の場合、なぜか手書きの方が早口というか、後から後から文章がわいてくることが多い…

10年後に思いを馳せる。

最近、不安と心配がつきない僕は、しょっちゅう1ヶ月後のことを考えている。ここ1年間の新しい仕事で任されている冊子の締め切りがそこにあるからだ。1ヶ月後、仕事が全然間に合わなくて、この1年間の僕が役立たずだったことが白日の下にさらされてしまうの…

依存気味のTwitterを、ちょっとおやすみ。

これから一週間くらい、Twitterを見る機会を減らそうと思います。話しかけてもらったら反応はするので、DMや電子文通、LINEは大歓迎ですよー!— 文月 煉 (@fuduki_ren) 2018年1月23日 昨日、Twitterでこう宣言して、スマホからTwitterのアプリのショートカッ…

安全圏から他人を断罪するという快楽に抗え

不倫を非難するのはバカバカしいけど、それはともかく、今回の小室哲哉さんの話は不倫でさえなくない?妻が病気で娘のような存在になってきて、支えるためにも他の大人の力を借りたって話、どこらへんが倫理にもとるのか説明してほしい。それを「言い訳」と…

レビュー LOST IN TIME「時計」

10年前に書いたレビューを掘り出してみる。 時計 アーティスト: LOST IN TIME,海北大輔 出版社/メーカー: UK.PROJECT 発売日: 2005/11/02 メディア: CD クリック: 10回 この商品を含むブログ (174件) を見る 何度聴いても新しい感動がある、僕が持っているア…

レビュー 大野更紗『困ってるひと』

本の帯にある、「難病女子による、エンタメ闘病記!」というのがすべてを表している。主人公は難病女子で、闘病記なのにエンタメなのだ。信じられないかもしれないが、これ本当。 著者にして主人公の大野更紗は、1984年生まれ。僕のいっこ下だ。彼女の印象を…

レビュー 牛窪恵『恋愛しない若者たち』

恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚 (ディスカヴァー携書) 作者: 牛窪恵 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2015/09/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 「若者たちが恋愛しない理由は…

仮病とうつ

抑うつで会社を休む日はいつも罪悪感を覚えてしまう。それが「仮病」とどう違うのか、自分自身にうまく説明できないからだ。 小学生のときに見た「ちびまる子ちゃん」のアニメでは、学校に行きたくないまるちゃんが、体温計をこすって温度を上げて、熱がある…

ポリアモリーは嫉妬しない?

ポリアモリーについてのインタビューや取材で、必ず聞かれるのは「嫉妬」についてだ。 「恋人が複数いる」ということを聞いたときに、「自分の恋人が他の恋人と仲良くしていたら嫉妬してしまって耐えられない。そんなことができる人は、嫉妬心というものが全…

スマートスピーカーがやってきた! ~Echo dotとGoogle Home Mini~

我が家に二台のスマートスピーカーが来たので、紹介しようと思う。写真の左のまん丸いのががGoogle Home Mini。そして右の黒っぽいのがAmazonのEcho dot。どちらも音声アシスタントが搭載されていて、声で入力できる賢いスピーカーだ。 今僕が読んでいる「人…

煉's Radio「しあわせについて ポリアモリーをふくむ恋愛について」

ツイキャスというツールを使って、僕の考えをしゃべってみました。 台本も何もない一発録りなので、だらだらとしてしまっていますが、思っているところを存分に話しています(無駄話もあって、ちょっと長いけど……)。 よかったら聞いてみてください。またあ…

「自分のしあわせ」ってなんだろう。

「しあわせってなんだろう。」僕はいつでも、それを考えずにはいられない。誰かが定義した、借り物の答えではなくて、自分自身が心から納得できる、「自分にとってのしあわせ」。 それを僕が考えるようになったのは、大学を卒業して、就職した会社で営業の仕…

仕事は僕のすべてじゃない。

僕は、最近わりと「調子が悪い」「うまくいかない」「つらい」とTwitterでつぶやいているので、心配してくれる人がいるんだけどね。 確かにそのときは「つらい」と感じていて、決して大げさでも嘘でもないけど。 でも、今の僕のつらさは表層の「一番上のレイ…

三十四にして立つ?

ここ10年くらい、いろんなことを考えて言語化するようにしてきたら、大抵の思いつくことは「前にも考えたことがある」ようになった。結局のところ興味があることはそんなに変わらなくて、ぐるぐると何度も同じことを考えているんだな。とりあえず出す結論も…

動画が苦手~僕の特性の話~

僕は、動画が苦手。というか、動いている映像を長く見ていることが苦手だ。 うちにはテレビがないし、僕は映画とかもほとんど見ないんだけど、それって、「動く映像」の情報量多すぎてパンクしちゃうからなんだよね。「映画を見るとぐったり疲れてしまうので…

罵倒は正当化されない ~「Don't Be Evi.(邪悪になるな)」ということ~

しばらく前に、こんな文章を書いた。 fuduki-ren.hatenablog.jp 僕がDon't Be Evil.を座右の銘的に掲げるのは、 Twitterをふくむネット言論で支配的な「悪いやつには何を言っても(しても)いい」という空気に流されないようにするためだ。 この間Twitterで…

34歳。今日も生きてる。

少し前から毎年、誕生日前後にブログ記事を書いている。 「おめでとう!」と言われたいという下心もあるけど(笑)、定点観測的に自分の生き方を振り返るのにちょうどいいからね。 34歳時点で、「僕の人生はおおむね、とてもしあわせである」と感じているこ…

絶滅危惧種のうなぎを、大量に売る日本の現状に思うこと

ニホンウナギは、2014年についに国際的な絶滅危惧IB類に指定された。「希少な生き物」としてよく知られるジャイアントパンダやコアラよりも「絶滅の可能性が高い」とされたのである。 一方で、日本ではまた今年も「土用の丑の日」が近づき、全国的に「うなぎ…

文月煉哲学 まとめ(とりあえず現状の考え)

最近、生活する環境が変わっても、話をする相手が違っても、僕が語る内容にあまり差がなくなってきた。僕の中で僕なりの哲学が固まってきた証拠だと思う。あまり固定化してそれに固執してしまうのはよくないけれど、揺らがなくなってきたのはうれしい。 僕が…

かわいくて音のいいスピーカーが、部屋に音楽を満たす。

新しく買ったスピーカーがとても素晴らしいのでご紹介。 箱を開けた途端、予想以上の小ささに驚いた。 ちょっと大きめのみかんくらい。りんごよりはだいぶ小さい。 あまりに小さいので音が不安だったけど、ロックバンドのベースの音も、細かなハイハットの音…

距離の制約を越えた「居場所」をつくる ~Skypeグループビデオ通話でのエアホームパーティー~

昨日、我が家で恒例のホームパーティー「煉's Bar」を開催した。都心近くの神奈川県から、だいぶ離れた長野県に引っ越してから、初めての開催。これまで200人近く来てくれた「煉's Bar」の常連さんたちは、ほとんどが首都圏に住んでいて、はるばる長野県まで…

仕事に関するつぶやきまとめ。

最近のつぶやきから、仕事に関するものをピックアップして、並べてみる。 ちょっと脈絡がないけれど、考える種になりそうなものばかり。 仕事には、「やらなきゃいけないこと」「やった方がいいこと」「やった方がいいかもしれないこと」があると思う。企画…

【ネタバレ注意】「けものフレンズ」の続きを構想してみた。【ハードボイルド】

ようやく、話題の「けものフレンズ」を最終話まで見た。最初は、「何でこの人たちこんなにのほほんとしてるんだー」と、ちょっとイライラしていたけど、見ているうちに個性的なキャラクターに愛着も湧いてきて、それなりに楽しく見ていた。が、最終話で思い…

新天地にて決意表明的ななにか。

ようやく一息ついたので、近況報告でも。7年住んだ神奈川県川崎市の家を出て、見知らぬ土地、長野県に引っ越してきた。生まれたのは横浜、これまで住んだことあるのは東京で、いわゆる「首都圏」から出たことがなかった僕。生まれて初めての、首都圏外での生…

嵐のあとのさびしさ

たとえば自分のつくった居場所で、楽しんでくれる人がいると、 とてもとても満たされた気持ちになって、ああ、僕が生きてきたことに、たぶん、意味があったんだな、なんて思ったりする。自己承認欲求が満たされる、ということだと思うし、文字通りの「自己満…

家族もふるさとも、自分でつくる。

結局のところ、僕がたどり着いたのはそういうことなのだ。 道に迷ったとき、自信がもてなくなったとき、ただ静かに泣きたくなったとき。無条件に、何も求めずに、受け入れてくれる存在。「家族」と「ふるさと」は、そういう人と、そういう場所だといいなと思…