僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

家族もふるさとも、自分でつくる。

結局のところ、僕がたどり着いたのはそういうことなのだ。

道に迷ったとき、自信がもてなくなったとき、ただ静かに泣きたくなったとき。
無条件に、何も求めずに、受け入れてくれる存在。
「家族」と「ふるさと」は、そういう人と、そういう場所だといいなと思う。

ところが、ふつう、ふるさとも家族も、自分では選べない。
生まれたとたんに、それは決まってしまうのだ。
自分がいちばん心地よくいられるためのものを、自分で選べないだなんて!
しあわせな人生を送れるかどうかに関わる大きな要素が、
自分の行為とは関係ない運次第、なんてのは、僕はいやだ。

だから僕は、それを自分で選びたい、と思った。
血縁とか、法律上のこととか、そんなことはどうでもいいんだ。
ただ自分の五感を使って、自分の頭で考えて、
心地よい人がいる心地よい居場所を、自分でつくっていく。

「家族をつくる」と言えば、すぐに結婚と子供を育てることが思い浮かぶけど、
そればかりに囚われる必要はないよね。
僕には、結婚相手ではないけれど、同じくらい大切にしたい人が何人もいるし、
自分の子供ではなくても、しあわせな未来を祈りたい人たちもいる。

「ふるさと」だってそうだ。
子供の頃は見えている世界が狭いから、
自分に合った土地なんて思いつきもしないけれど、
大人になって少しずつ広い世界を見たうえで、
「こんなところで、こんな生き方がしたい」というイメージを実現できる場所を、
みんなが自分で探せるようになったらいいな。

新しい家族や、ふるさとをつくるからといって、
元々の家族や生まれ故郷を捨てる必要はないしね。
今までの自分をつくってくれたそれらへの感謝はもったままで、
だけど自分がこれから生きていく場所は、自分でつくる。
時代は変わるし、親と自分は別の人間だし、
理想とする生き方が違うことは、過去を否定することでは決してない。

人は、いつからでも生まれ直せる。
新しくふみだしたそのときが、あなたの誕生日だね。