否定しない居場所。
連休の前半、我が家で煉's Barという名のホームパーティーを開催した。
ツイッターやネットで知り合った人たちが集まる、いわゆるオフ会。
僕の家は長野県で、参加者に長野県民は一人もいないというのに、
7人もの参加者が、東京から、千葉から、岐阜から、群馬から、集まってくれた。
僕と奥さんがカクテルをつくったりコーヒーを淹れたりして振舞い、
みんなでノンテーマでゆったりと語り合う、なんということもない時間。
なのだけど、みんな楽しくて仕方がない、という表情で、
僕も最初から最後まで、終始頬が緩みっぱなしだった。
初参加の人がつぶやいた「ここは、すごく平和で優しい場所だね。」
という言葉が印象的だった。
我が家の壁にいつも貼ってある「煉's Barの心得」の一番最初にあるのは、
「人のことを否定しない。自分とちがう人をおもしろがろう」という言葉。
なんだそんな当たり前のこと、と思うかもしれないけれど、
現実には、世の中には他人を否定する風潮があふれている。
「そんなのおかしいよ」「あなたは変わってるね」
「ふつうはそんなことしないでしょ」「これが常識でしょ」
僕も、僕に興味を持ってくれる人たちも、散々そんな言葉を言われてきた。
学校や職場や地域、「当たり前が支配する場所」では、
自分の考えや言いたいことを、半分も出せずに口を噤んで生きてきた。
そんな人たちが、「人のことを否定しない」場所で、心を解放する。
それが、20回以上続いてきた煉's Barの存在意義だと僕は思っている。
否定しないから、心から笑いあえる、平和で優しいみんなの居場所。
煉's Barは、今回も素敵な笑顔に満ちた空間だったよ。
あなたもいつか、遊びにおいで。