僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

嫉妬について

最近、「嫉妬とかしないんですか?」という質問を受けることが多いのだけど、
これが答えに困ってしまう。

そもそもが、「嫉妬」という言葉が問題だと思うのだ。
この言葉は、あまりに多くの、まったくちがう感情を包括しすぎていると思う。
この言葉は、以下のシチュエーションで生まれる感情を全部ふくんでいる。

1.「リア充爆発しろ」というときの、自分がもっていないものを他人がもっていることに対する感情。自分より評価されている者に対する感情。
2.「自分の恋人が浮気をした。自分のものなのに許せない!」というときの、独占欲的な感情。
3.「自分の恋人が浮気をした。浮気相手が憎い!」というときの、大切なものを失うかもしれない不安による感情。
4.「自分が片想いしている人が、あいつと仲良くしている!悔しい!」というときの、自分が欲しいものを奪われたときの感情。
5.「お母さんは自分よりも弟のことが大事なんだ」というときの、自分がないがしろにされていると思う感情。

それぞれが複合的に現れることも、おそらくあるだろう。
しかしよくよく考えれば、それぞれかなり違った感情だと思うのだけど、
「嫉妬」という言葉はこれらを全部ふくんでしまう。
だからこの言葉を使って議論したりすると、
お互いがどういう意味でこの言葉を使っているか、という前提にずれが生じて、
やたらと平行線になってしまったりするのだと思う。

これらの「嫉妬」をきちんと分けて考えて、
自分の今の嫉妬の感情が、一体どれにあたり、原因はなんなのか。
それは一体何をどうすれば(どうなれば)、解消できるものなのか。
それを見極めた上でないと、「嫉妬」に関する議論は、
あまり意味を成さないのではないだろうか。