33歳。
歳をひとつ重ねた。
僕のまわりには20代の人が多いので、33歳というとずいぶん大人になったような気になるけど、人生100年とするとまだまだだな、なんて思ったりもする。
なんと言ったって、僕が自分の人生を自分で決めて生きることを決意して、二本の足で歩きだしてからはまだ7年。
ようやく小学校を卒業したくらいだから、自分のことを大人だなんてとても思えない。
それでも。
ここ数年は本当にいろんなことを考えて、いろんな人に出会って、新しい体験ばかりで、本当に濃厚な日々を過ごせていると思う。
だから、何もしないうちにいつの間にか33歳、なんてふうには思わない。
一歩一歩、迷いながら考えながら足を踏み出してきたその先にある、確かな手応えとしての33歳。
歳を重ねれば重ねるほど、見える光景は開けていって、人生はどんどん鮮やかで楽しくなっていってる。
人生はまだまだ長い。
これだけ濃い日々を過ごせたなら、10年後にはまた、想像もできない僕と、僕のまわりの光景があるのだろう。
かけがえのない大切な人が、増えているかもしれない。
これからも迷いながら、でも楽しみを見落とさず、生きていこうと思うよ。
「もう若くない」なんてくだらない言葉は、あと60年くらいとっておこうね。