僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

距離の制約を越えた「居場所」をつくる ~Skypeグループビデオ通話でのエアホームパーティー~

昨日、我が家で恒例のホームパーティー「煉's Bar」を開催した。
都心近くの神奈川県から、だいぶ離れた長野県に引っ越してから、初めての開催。
これまで200人近く来てくれた「煉's Bar」の常連さんたちは、
ほとんどが首都圏に住んでいて、はるばる長野県まで来るのはちょっとハードルが高い……
というわけで、ホームパーティー当日に我が家にいたのは僕とおくさんの二人だけ。
参加者はゼロ。
直近の3月に神奈川で開催したときには15人ほどのお客さんが来ていたから、
距離の制約は思ったよりも手強いらしい。

でも、嘆いてばかりはいられない。
これから僕は、この地でしばらく生きていくつもりなのだから、
僕の生きがいでありライフワークである「居場所をつくる」ということ、
そのための煉's Barをなくしてしまうわけにはいかない。

そんなわけで、昨日開催したのは「エア煉's Bar」。
Skypeのグループビデオ通話を利用して、参加者それぞれが自宅にいながら
「我が家に集う」新しい形のホームパーティー。
要は、それぞれの一人家飲みを映像と音声でつないだだけなんだけど。
パーティー会場は、「インターネットの雲(クラウド)の上」なんて言えるかも。
Skypeを使ったのも相当久しぶりで、もちろんグループ通話なんて初めてで、
うまくいくかどうか少し不安だったけど、
結果としては参加者8名、通話時間は約5時間。
途切れることなく話が弾み(主に僕がしゃべっていたけど)、
とても楽しいイベントになった。

SNSや趣味をきっかけに知り合った人は、「現実的な利害関係がない人」だ。
つまり、血のつながりもなく、仕事関係でもなく、地元の知り合いでもない。
そういう人とならば、だれにも言えなかった自分の本心をさらけ出すことができる。
それが「煉's Bar」の、あるいはオフ会全体の利点だと思う。
だからこそ「煉's Bar」は、ふだん生きづらさを抱えているような、
多くの人たちにとっての居場所になり得てきた。

新しく生まれた「エア煉's Bar」は、これまで参加できなかった人たちにも開かれた、
さらに大きな可能性をもった「居場所」になっていけるのかもしれない。
僕だけでなく、みんながいろんなところで「エアオフ会」を開催してくれたら、
現代の人たちの「さびしさ」が、ほんの少しはやわらぐのかもしれないね。

これからもちょくちょく、「エア煉's Bar」を開催していこうと思います。
興味がある方は、僕のTwitterアカウントをフォローしてみてね。