覆面Eブロック感想
そして最後のEブロック。
今更推理まがいまでしちゃってるけど。
一応、答え見る前に書いてます。
E01 コロンナ33遅き午餐
素晴らしい作品。
風の谷のナウシカを思わせる世界観。
それが単なる焼き直しではなく、新世代のものとして目の前に表されている。
しかも、たったの二十枚で! なんてことだ。
姫の凛とした美しさ、先生の純粋な心。
物語の中にある、「人間の生み出した英知への尊敬」という観念に、心打たれた。
E02 サクラ散る
主人公が生きていないことは、最初の1分で分かったけれど、
たぶんそれでいい、という構成なのだろう。
描写が丁寧で、分かっているからこそ、楽しい描写ほど悲しくなって、
切ない気持ちを感じられた。
こういう、ストーリーの初めから展開が完全に分かっている、
予定調和的な物語というのも短編としてはとても優れているんだな、と感じた。
E03 Down Your Way
え? 終わり? という感じ。
書き途中なのか? というくらい唐突に終わってしまって、何とも言えず。
出てきた単語のいくつかは、なにやら面白そうではあったんだけど。
E04 地球全周1/40000000と少しの世界
とても技巧的な作品。
読んでいるうちに何が妄想で何が現実なのか分からなくなってくる。
そして最後の種明かしにびっくり、と思ったらさらに入れ子構造。
なんだこれー。でも、描写が非常に巧みで、
主人公の語りが生き生きとしているから、まったく飽きることなく、気持ちよく騙される。
E05 夏椿の咲く庭で
おお、いい話!とか思っていたらとんでもないオチが。
でもテンポがよくって、みるみる引き込まれてしまう、
落語のような作品であることは間違いない。
E06 ただいまセルフィ
なかなかに深い世界観です。
自分と同調する存在、セルフォイド。そしてそれを殺してしまう事件が多発している状況。
我々人間が抱えている矛盾が目の前に提示されているようで、はっとさせられた。
→麻生さんが書きそう?
E07 花想
一筋縄でいかない作品が多いのも、この企画の特徴か。
あ、こんなふうに終わるんだろうな、と読み進めているとそれを裏切るオチ。
何度裏切られても、裏切り方が巧いととても爽快だから不思議。
この二人はこれで幸せなんだろうか、と思わないこともないが、
主人公の視点に同調すれば、嬉しくないわけがない。
E08 人生に乾杯!
うぉ、短くて単純明快! なかなかの爽快感。
だけどこの主人公、気障すぎるよ! こんな告白、うまくいく気がしないよ!(笑)
E09 回収者
うおっと、こんなところに爆弾ですか。
これ、推理しちゃっていいのかしらと思うけど……林さんとしか思えないんだけど。
どうだろう。
E10 見返り坂道具店
ふむふむ。
最初から階段っぽさは漂っていたけど、予想通りな感じ。
だけど描写が丁寧だから、展開が読めても楽しめた。
意外な作品が多いブロックの中で、かえって安心しちゃったりして。
D11 幸せの道
おっとっと、そんな展開ですかー。
正直ご都合主義感は否めないけれど、世界の雰囲気とわかりやすい心の動きがよかった。
E12 世界ノ果テノソノ向コウ
神林長平とかのSF作品にある、ぶっきらぼうでハードボイルドな男っぽさがある作品。
ロマンと不器用さを同時に出すこの雰囲気、なかなかたまらないんだよね。
作品も設定も、心理描写のあっさりとしたバランスも、とてもいい感じだった。
今更推理まがいまでしちゃってるけど。
一応、答え見る前に書いてます。
E01 コロンナ33遅き午餐
素晴らしい作品。
風の谷のナウシカを思わせる世界観。
それが単なる焼き直しではなく、新世代のものとして目の前に表されている。
しかも、たったの二十枚で! なんてことだ。
姫の凛とした美しさ、先生の純粋な心。
物語の中にある、「人間の生み出した英知への尊敬」という観念に、心打たれた。
E02 サクラ散る
主人公が生きていないことは、最初の1分で分かったけれど、
たぶんそれでいい、という構成なのだろう。
描写が丁寧で、分かっているからこそ、楽しい描写ほど悲しくなって、
切ない気持ちを感じられた。
こういう、ストーリーの初めから展開が完全に分かっている、
予定調和的な物語というのも短編としてはとても優れているんだな、と感じた。
E03 Down Your Way
え? 終わり? という感じ。
書き途中なのか? というくらい唐突に終わってしまって、何とも言えず。
出てきた単語のいくつかは、なにやら面白そうではあったんだけど。
E04 地球全周1/40000000と少しの世界
とても技巧的な作品。
読んでいるうちに何が妄想で何が現実なのか分からなくなってくる。
そして最後の種明かしにびっくり、と思ったらさらに入れ子構造。
なんだこれー。でも、描写が非常に巧みで、
主人公の語りが生き生きとしているから、まったく飽きることなく、気持ちよく騙される。
E05 夏椿の咲く庭で
おお、いい話!とか思っていたらとんでもないオチが。
でもテンポがよくって、みるみる引き込まれてしまう、
落語のような作品であることは間違いない。
E06 ただいまセルフィ
なかなかに深い世界観です。
自分と同調する存在、セルフォイド。そしてそれを殺してしまう事件が多発している状況。
我々人間が抱えている矛盾が目の前に提示されているようで、はっとさせられた。
→麻生さんが書きそう?
E07 花想
一筋縄でいかない作品が多いのも、この企画の特徴か。
あ、こんなふうに終わるんだろうな、と読み進めているとそれを裏切るオチ。
何度裏切られても、裏切り方が巧いととても爽快だから不思議。
この二人はこれで幸せなんだろうか、と思わないこともないが、
主人公の視点に同調すれば、嬉しくないわけがない。
E08 人生に乾杯!
うぉ、短くて単純明快! なかなかの爽快感。
だけどこの主人公、気障すぎるよ! こんな告白、うまくいく気がしないよ!(笑)
E09 回収者
うおっと、こんなところに爆弾ですか。
これ、推理しちゃっていいのかしらと思うけど……林さんとしか思えないんだけど。
どうだろう。
E10 見返り坂道具店
ふむふむ。
最初から階段っぽさは漂っていたけど、予想通りな感じ。
だけど描写が丁寧だから、展開が読めても楽しめた。
意外な作品が多いブロックの中で、かえって安心しちゃったりして。
D11 幸せの道
おっとっと、そんな展開ですかー。
正直ご都合主義感は否めないけれど、世界の雰囲気とわかりやすい心の動きがよかった。
E12 世界ノ果テノソノ向コウ
神林長平とかのSF作品にある、ぶっきらぼうでハードボイルドな男っぽさがある作品。
ロマンと不器用さを同時に出すこの雰囲気、なかなかたまらないんだよね。
作品も設定も、心理描写のあっさりとしたバランスも、とてもいい感じだった。