僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

ひさしぶりのNANAIROライブ

今日は久しぶりにライブハウスに行った。
最近仕事に追われて、はしゃいでいないなぁ、と思っていた矢先に、
NANAIROのライブの存在を知り、あわてて出かけていった。
場所は、お馴染みの代々木labo。
狭くて薄暗いライブハウスの親密さと、圧倒的に体の中にしみ込む丁寧な音は、
忙しさのせいで鈍りかけていた胸の鼓動を、目覚めさせてくれる。

聴き慣れた楽器の音が、三人の歌声が、耳に、心に心地よい。
でも、いつもと同じ、ではない。
微かな余韻まで意識された、「聴かせる」よーこのギター、
堂々とした安定感をもつようになったなみこのボーカル、
一打一打の生み出す音に神経を行き渡らせた、あみのドラム。
それぞれに、かすかだけれど確かな、成長の跡。

思えばNANAIROとの関わりも、ずいぶんと長くなったものだ。
はじめて出会ったのは、僕が大学を卒業して、
営業をはじめたばかりの22歳の頃だから、もはや5年になる。
この5年というのは、僕にとって本当に大きな経験の連続だった。
初めて社会に出た、ということももちろん大きかったし、
勤めていた会社を辞めて、長く転職活動をして、
ついには編集の仕事に就く、などということは自分では予想もできなかった。

そうした期間を通じて、ずっと僕の支えになっていたのが、
NANAIROの存在だった。
営業になったばかりで何もかもがうまくいかなかったときも、
決意をして会社を辞めたときも、
必死で苦しい転職活動を続けていたときも、
やっと編集という仕事に辿り着いたときも。

僕はその時々でたびたびNANAIROのライブを見に行って、
音楽に対する真剣な想いとその結果として生み出された美しい空間にうちのめされ、
そして家に帰っては、彼女たちに負けじと自分の今やれることを模索しはじめる。
そんなことを繰り返した。
はじめは僕がお客さんで見に行く、という一方通行なものだったけれど、
少しずつ仲良くなって、三人でうちに遊びに来てくれたり、
一緒にお茶したり、そんなふうに交流は深まってきた。

5年は、僕らにとっては結構長い。
この5年の間に僕も成長した。NANAIROも成長した。
影響し合ったのはほんの少しかもしれないけれど、それでも、
「ともに」成長したのだと、勝手に思っている。

まだ落ち着くのは早すぎるけど、でも今までの五年間に比べれば僕は、
今は「辿り着くべきところに辿り着いた」ような気がしていて、
仕事は忙しいけれど、少しだけ余裕ができたように思う。
今日の安定した、今までより少し自信にあふれたライブを見ると、
NANAIROにも少しだけ余裕ができたように思えた。
とりあえず5年。一区切り、かな。
次の5年、僕は、NANAIROは、どうなっているのだろう。
こんなふうに、未来を楽しみに思えるのも彼女たちのおかげ、
と言ったら、ちょっと言い過ぎかな。

いつも、すばらしい音を、真剣なまなざしを、ありがとう。