僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

『小さくて白い、』

 とてもあたたかな太陽が、地上のすべてを照らしていた。
 さわさわと揺れる草原のほんのかたすみに、僕はいる。
 赤や黄色や青色の鮮やかな花ならよかったのに、ひっそりと目立たない真っ白な、小さな花が僕だった。
 さわさわ、さわさわと風が鳴る光り輝く草原で、僕はあまりにちっぽけで、泣きたくなるほどちっぽけで、誰にも優しい太陽も僕を照らしてはくれないみたいで、流した涙の波に、溺れてしまいそうに思っていた。
 たとえば今ここで、僕が、突然枯れたとしても、いったい誰が悲しんでくれるというのだろうか。
 毎朝陽の光に目を覚まし、風に揺れ続けるこの僕に、いったいどんな意味があり、いったい何を生むのだろうか。
 意味のない日々に飽き飽きし、この身を枯らしたいと願っても、無力な僕にはそれすらも叶わずわが身をさらしている。

(続く)