僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

鮫との遭遇


今日は演劇の練習が休みだったので、彼女と二人で水族館に行ってきた。
その水族館では「SHARK展」というイベント期間中だったらしく、
オオメジロザメ、イタチザメ、トラザメ、ドチザメなど、館内にはたくさんの鮫がいた。

その中でも一番印象的だったのは、大水槽の中にいた「シロワニ」という名前の鮫だ。
その大水槽には中に小魚から鮫まで、ものすごい数の魚がいて、
はじめに見たときは「おいおい、鮫と小魚が一緒にいて大丈夫なのかよ」と思ったのだが、
「まあ、餌をちゃんとあげていれば鮫も、他の奴を襲ったりしないんだろうな」と考えて、
僕たちは巨大なシロワニをじっと見ていた。
水槽にはシロワニが二匹いて、あとはノコギリエイアカエイドチザメなどが何匹か、
それに大小さまざまな魚が泳いでいた。

だが、ぼんやりと水槽を見ていた僕はあることに気付いてしまった。
水槽の中を泳ぐたくさんの魚の中に一匹だけ、鋭利な刃物でえぐられたような傷を負った魚が。
傷は大きくて深く、中から赤い肉がはみ出してしまっている。
そしてもうひとつ。
水槽の中を泳いでいるアカエイという、それほど大きくないエイ、その尻尾がどれもやけに短い。
しかも、ただ短いだけでなく、なんだか半ばからちぎれたようなおかしな形をしている……。
さらに決定的なのは、水槽の底に沈んでいるほとんど尻尾のないエイ。
なんだか白く変色して動かないそれは……え? 死んでる?!
これは……もしや。
飼育員や客の目を盗んで、シロワニが暴れているのか?!
そういえばシロワニ二匹のうち一匹は一箇所からほとんど動かず、
さながら獲物を狙うハンターのように、その狂気じみた鋭い目を光らせているような。
ひえぇ~。鮫恐るべし。
平和なはずの休日の水族館で、僕らは恐ろしいものを目にしてしまった(かもしれない)のであった。