読書@新幹線
てなわけで、久しぶりにゆっくりと読書できたわけです。
読んだのは二冊。
長野まゆみ『三日月少年漂流記』と、浅井ラボ『されど罪人は竜と踊るⅣ―くちづけでは長く、愛には短すぎて―』。
二人とも、なんと中毒性の高い作家であることか!
どっちもはじめて読んだ時は「あんまり好みじゃないかなぁ」なんて思っていたのだけど、
読み進めるうちに、とんでもない、むちゃくちゃはまってしまった。
長野まゆみは、宮沢賢治を思わせる独特な世界観と、とにかく言葉の響きと、
そして視覚的な効果にこだわった文章が美しい。
旧字体や旧仮名遣いを多用するその文章は慣れるまで読みにくいんだけど、
はまってくると彼女の創り出す非現実感を際立たせてくれる。
なんというか、全てが夢の中の世界みたいなのだ。
いつもいつも、登場人物のネーミングセンスに驚く。
『三日月少年漂流記』の登場人物などは、銅貨と水蓮だ。
そういう感覚が、ストーリーを決して現実と混じらせない。
その孤高さが、ファンタジーを「夢」のまま、読者に届けるのだ。
徒なリアリティなど、彼女の作品には必要ない。
だってそれは、正真正銘のファンタジーなのだから。
そして、何度か取り上げている浅井ラボ。
作品を重ねるにつれて、彼の持ち味はどんどんと進化していく。
凄惨なシーンや性描写を書くから、「暗黒系ライトノベル」とか言われているらしいけど、
彼の文章は、そういったものにきちんと血と肉を与えている。
そういったものを記号化して、価値を軽んじているような作品などよりよっぽど人間的な作品といえるのではないだろうか。
何よりも、主人公がいい。
彼はひたすらに恐怖するし、苦悩する。
それなのに強がって、軽口を叩く。
それがあまりに徹底していて、あそこまでいくともはや鮮やかという他ない。
ギャップの力というのはすさまじく、普段ひたすらバカな会話を繰り広げているぶん、
ひとたび真面目な雰囲気になると、もうとにかく感じ入ってしまう。
この回から、妙にロリコンな雰囲気に流れつつあるのが個人的には気になるけど……(笑)。
い、いや、別にそこが好きだというわけじゃないよ?!
読んだのは二冊。
長野まゆみ『三日月少年漂流記』と、浅井ラボ『されど罪人は竜と踊るⅣ―くちづけでは長く、愛には短すぎて―』。
二人とも、なんと中毒性の高い作家であることか!
どっちもはじめて読んだ時は「あんまり好みじゃないかなぁ」なんて思っていたのだけど、
読み進めるうちに、とんでもない、むちゃくちゃはまってしまった。
長野まゆみは、宮沢賢治を思わせる独特な世界観と、とにかく言葉の響きと、
そして視覚的な効果にこだわった文章が美しい。
旧字体や旧仮名遣いを多用するその文章は慣れるまで読みにくいんだけど、
はまってくると彼女の創り出す非現実感を際立たせてくれる。
なんというか、全てが夢の中の世界みたいなのだ。
いつもいつも、登場人物のネーミングセンスに驚く。
『三日月少年漂流記』の登場人物などは、銅貨と水蓮だ。
そういう感覚が、ストーリーを決して現実と混じらせない。
その孤高さが、ファンタジーを「夢」のまま、読者に届けるのだ。
徒なリアリティなど、彼女の作品には必要ない。
だってそれは、正真正銘のファンタジーなのだから。
そして、何度か取り上げている浅井ラボ。
作品を重ねるにつれて、彼の持ち味はどんどんと進化していく。
凄惨なシーンや性描写を書くから、「暗黒系ライトノベル」とか言われているらしいけど、
彼の文章は、そういったものにきちんと血と肉を与えている。
そういったものを記号化して、価値を軽んじているような作品などよりよっぽど人間的な作品といえるのではないだろうか。
何よりも、主人公がいい。
彼はひたすらに恐怖するし、苦悩する。
それなのに強がって、軽口を叩く。
それがあまりに徹底していて、あそこまでいくともはや鮮やかという他ない。
ギャップの力というのはすさまじく、普段ひたすらバカな会話を繰り広げているぶん、
ひとたび真面目な雰囲気になると、もうとにかく感じ入ってしまう。
この回から、妙にロリコンな雰囲気に流れつつあるのが個人的には気になるけど……(笑)。
い、いや、別にそこが好きだというわけじゃないよ?!