僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

『一二月二六日』

 それは、星降る聖夜の、翌日の物語。

「ねぇ、何をしているの?」
 ボクがたずねると、ほうきをもったおにいさんは、ふんわりとほほえんだ。
「おかたづけだよ。星くずを、はきあつめているんだ」
「星くず?」
「そう、ながれ星がおとしていったちいさなカケラだよ。ほら、きのうはたくさん星がふっただろう?」
 おにいさんのことばに、ボクはげんきよくうなずいた。
 ちゃんと知ってるんだ。きのうはおそくまでおきていて、おへやのまどからサンタさんがそりにのってやってくるのを、ずっとまっていたんだから。
 いつのまにかねむっちゃって、サンタさんは見られなかったけど、おへやのまどから見えたまっ黒い空から、たくさんたくさんのながれ星が、ながれていくのが見えたんだ。
「きのうはクリスマスだったからね、星たちもはりきって、たくさんながれっこしてたんだよ。さぁ、君にこれをあげよう。一日おくれのクリスマスプレゼントだ」
 そう言っておにいさんがくれたのは、きらきらと光るすなつぶみたいなもの。それがなにかは、ボクわかってるよ。これは、ながれ星がおとしてった星くずに、ちがいないんだ。