僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

ぼくの倫理。

「年下は年上に敬語を使うべき」って文化はなくした方がよくない?

僕は日本語の「敬語」の文化はとてもいいものだと思っているんだけど、日本の、「年下は年上には敬語を使うべき」という文化はとてもよくないものだと思っている。 「年齢に関係なく親密な関係になるまではお互いに敬語、親密な関係になったらお互いに敬語を…

「家族」を排他的なものにしない――非独占愛の先に

世間では、多くの場合「家族」というのは恋、性、愛と不可分に結びつく、と考えられている。恋人をつくらないと、結婚をしないと……「将来孤独だよ」などと言われてしまうのは、「家族」の前提に「恋」(そして性)があるとされているからだ。そして恋と性は…

呪いを解く人になりたい。

現代の日本には(外国に住んだことはないので、比較して、ということではないけど)、「誰かを呪う言葉」があふれていると思う。呪いは、僕たちに「ねばならない」を強制し、今いるところに縛り付ける。 「普通でなければならない」という呪い、「多くの人が…

余裕と自信がなくなってる

最近僕はどうやら余裕と自信を失っているみたいだ。客観的に見るとかなり満たされているし、ひどい状況にいるわけではない。なのになぜだか、どーんと構えていられないらしい。 仕事で、地域中の矢面にさらされる立場にいるからかな。ようやく動き出した様々…

「責任感」がきらい。

「責任感」という言葉がきらいだ。「もっと責任感をもて」「お前は責任感がない」どれも人を追い詰める言葉だと思う。 そもそも「責任」の有無という極めて重要な問題に対して、「感」ってなんだよ。フィーリングかよ。「感」という言葉には、責任があるかな…

退職おめでとう。

春は、出会いと別れの季節だ。僕の職場でも、仲が良かった同僚が退職する。同僚たちで、その人への寄せ書きを書こうと言われて僕は、少し迷ってこう書いた。「退職おめでとう」書いてから、これが僕の偽らざる気持ちだな、と思った。 辞めるということ、続け…

「一人称」の世界

去年、はじめてアドラー心理学について書かれている本を読んだら、自分がこれまで考えてきたことにそっくりだったので驚いた。というわけで、今ここで僕が「僕なりにたどり着いた考え」を書くと、「なーんだ、流行りのアドラー心理学の丸パクりじゃーん」と…

「塵が積もって山となる前にみんな死ぬ」

最近僕がたどり着いた真理のようなもの。 「塵も積もれば山となる」という言葉が、実感として役に立つことってほとんどない。もっと時間の流れがゆっくりだった大昔には役に立ったのかもしれないけど、現代の世の中を生きている感覚としては、「塵が積もって…

安全圏から他人を断罪するという快楽に抗え

不倫を非難するのはバカバカしいけど、それはともかく、今回の小室哲哉さんの話は不倫でさえなくない?妻が病気で娘のような存在になってきて、支えるためにも他の大人の力を借りたって話、どこらへんが倫理にもとるのか説明してほしい。それを「言い訳」と…

煉's Radio「しあわせについて ポリアモリーをふくむ恋愛について」

ツイキャスというツールを使って、僕の考えをしゃべってみました。 台本も何もない一発録りなので、だらだらとしてしまっていますが、思っているところを存分に話しています(無駄話もあって、ちょっと長いけど……)。 よかったら聞いてみてください。またあ…

「自分のしあわせ」ってなんだろう。

「しあわせってなんだろう。」僕はいつでも、それを考えずにはいられない。誰かが定義した、借り物の答えではなくて、自分自身が心から納得できる、「自分にとってのしあわせ」。 それを僕が考えるようになったのは、大学を卒業して、就職した会社で営業の仕…

三十四にして立つ?

ここ10年くらい、いろんなことを考えて言語化するようにしてきたら、大抵の思いつくことは「前にも考えたことがある」ようになった。結局のところ興味があることはそんなに変わらなくて、ぐるぐると何度も同じことを考えているんだな。とりあえず出す結論も…

罵倒は正当化されない ~「Don't Be Evi.(邪悪になるな)」ということ~

しばらく前に、こんな文章を書いた。 fuduki-ren.hatenablog.jp 僕がDon't Be Evil.を座右の銘的に掲げるのは、 Twitterをふくむネット言論で支配的な「悪いやつには何を言っても(しても)いい」という空気に流されないようにするためだ。 この間Twitterで…

絶滅危惧種のうなぎを、大量に売る日本の現状に思うこと

ニホンウナギは、2014年についに国際的な絶滅危惧IB類に指定された。「希少な生き物」としてよく知られるジャイアントパンダやコアラよりも「絶滅の可能性が高い」とされたのである。 一方で、日本ではまた今年も「土用の丑の日」が近づき、全国的に「うなぎ…

文月煉哲学 まとめ(とりあえず現状の考え)

最近、生活する環境が変わっても、話をする相手が違っても、僕が語る内容にあまり差がなくなってきた。僕の中で僕なりの哲学が固まってきた証拠だと思う。あまり固定化してそれに固執してしまうのはよくないけれど、揺らがなくなってきたのはうれしい。 僕が…

新天地にて決意表明的ななにか。

ようやく一息ついたので、近況報告でも。7年住んだ神奈川県川崎市の家を出て、見知らぬ土地、長野県に引っ越してきた。生まれたのは横浜、これまで住んだことあるのは東京で、いわゆる「首都圏」から出たことがなかった僕。生まれて初めての、首都圏外での生…

「若者の○○離れ」は、「要らないものは要らない」ことに気づいただけ。

よく、ネット上で「若者の○○離れ」というのが話題になる。高齢者を喜ばせるためだろうか、テレビ番組などではたびたび「若者の○○離れ」というのが話題になるらしい。曰く、最近の若者は楽しみ方を知らず、消費行動が内向きで、元気がない。だから「一流の大…

過去でも未来でもなく、今を生きる。

どうしてだろう?世の中には、「未来」や「過去」を優先して、いちばん大切な「今」を蔑ろにしているように見える人が、たくさんいる。 「未来の安定をめざして今は我慢する」と言ったり、「過去の責任があるから今は仕方ない」と諦めたり。「今を一番大切に…

性的なことを、明るく安全にしたい

最近かなり真面目に考えていることのひとつに、「性欲をもてあました人が、安全にそれを解消するにはどうしたらいいのだろう」ということがある。僕自身の話ではなく、社会としてね。これは、笑いごとでも恥ずかしいことでもなくて、とても大事なことだと思…

未来予想図を破り捨てよう

大学を卒業してからずっと、「5年後の自分が全く想像できない」生き方をしてきている。 23歳のとき、僕は営業マンだった。28歳のときは、子供のための図鑑をつくっていた。33歳の今、結婚していて、恋人が三人いて、定期的にホームイベントを開いている。38…

中くらい。

ふと、思ったこと。「大きいことはいいことだ」とは、僕はぜんぜん思わない。昔から、大きくなることにはあんまり興味がなかったなぁ、と思う。大きくなる、ってのはまぁ、いろんな意味でね。「ビッグになる」とか言った方が、意味は伝わりやすいかな。この…

メメント・モリ~死をおもうこと

僕は体がよわい。 幼いころはとくにひどくて、幼稚園は3分の1くらいを病欠していたらしい。小学校以降はそこまででもなかったので、卒業や進級をあやぶまれることはなかったが、それでも皆勤賞とは程遠く、毎年2,3回は風邪などで数日寝込む。 とくに熱を出す…

いつまで「ムラ社会」をやってるつもり?

結局のところ僕が違和感を覚えるもの、打破したいと思っているものは、いわゆる「ムラ社会」というやつに他ならないのだ。 僕の考える「ムラ社会」の特徴は、 1. 世界を「身内」と「よそ者」に二分割する。2. 「身内」には同質化を強要する。自分たちの「常…

「しあわせを語るな」という呪いについて

Twitterを見ていると「Facebookが嫌い」という発言をよく目にする。なぜかというと、「リア充のしあわせ自慢に見えるから」。特に独身の人は、Facebookで同級生などが家族や子どもの話題でしあわせそうにしていると、自分と比較してしまい、家族も子どももい…

「文月煉哲学」を編纂したい

哲学というと大げさだけど(笑)。 僕がこれまでに考えてきたこと、選んできたこと、したいと思っていること。いろいろとまとめたらなにかの役に立つんじゃないかと思って。僕が下手くそながらなんとか生きて、考えてきたことを、残したい、という気持ちなの…

君の世界を広げようぜ。

「世界」とか「世の中」と聞くと、なにか確固たるものがあるように思うけど、それは錯覚だ。「世界」とは、「自分が認識できる範囲」と同義なのだから。だからこそ、ときに「新しい世界を知って」、「世界が広がった」りするのだ。 一人の人間にとって、認識…

主体性をもつこと。あるいは、自分の人生の支配者であること。

結局のところ、僕の人生における命題は「主体性をもって生きる」というところにすべて行き着く。という結論に、不意にたどりついた。 他人を信頼する(信用ではなく)のは、自分の主体性でもって「この人になら裏切られてもかまわない」と思うからであり、そ…

あらためて、「LGBT」について考える

派遣先の職場(老舗の大企業)で「LGBT講習会」をするらしいということで, 参加してみようと思っている。 僕のTwitterのタイムラインでは,いつでもいわゆる「LGBT」の話がなされているから,もう世の中では十分に周知されていることのように錯覚してしまう…

自慢について

学童で働いていると、小学生たちの言動がとてもおもしろい。 すぐに自慢をしたがる子がいる。頭も良くて運動神経がいいので、自慢をする種には事欠かないから、いつも「ねぇねぇ、僕すごいんだよ。○○できちゃったんだ」と言ってくる。一方で、それを聞きつけ…

「ことば」がいらなくなるとき~続々・僕は「ポリアモリー」~

「僕は『ポリアモリー』」という記事を書いてから、一年以上が経った。 fuduki-ren.hatenablog.jp fuduki-ren.hatenablog.jp 奥さんのほかに最初の恋人ができてから――つまりは僕の「ポリアモリーなライフスタイル」がはじまってからは、もう二年以上。その間…