「仮病じゃないの?」
前に書いたように、症状には、波がある。
悪いときには、起き上がることさえつらいのに、
いいときには(大抵、夜中に元気になる)、
まったく前と変わらない感じで仕事ができたりする。
とくに、人と話すときは、テンションが高くなって、頭の回転率もあがって、
まるで元気いっぱいみたいな雰囲気になったりすることもあるから、
「本当は病気でもなんでもなくて、仕事が嫌なだけのサボりなんじゃないの?」
と思われてしまうのは、ある意味で仕方ないと思う。
他人にそう思われるのは(その人が直接の上司じゃない限り)、かまわないけど、
自分でもそう思ってしまうときがある。
そう考えてしまうと、
「給料をもらっておきながら、嫌な仕事から逃げて他人に迷惑を押し付けている」
という自分の状況に、どうしようもなく自己嫌悪になる。
会社は、ぼくが思っていたよりずっと優しくて、
ぼくを仕事の担当から外してくれて、
たまっていた有給休暇で、長期休みをくれるという。
その後は、休職制度なんかも考えつつ、復帰できたらしていこう、と言ってくれるだなんて、
こうなるまでは想像もしなかった。
仕事ができない人は入社したばかりですぐにやめさせるような会社だから、
きっとすぐに「やめてくれ」と言われるかと思っていた。
とても助かっていて、いくら感謝してもしきれないのだけど、
そのぶんだけ、罪悪感がつのってしまうときもある。
「仮病じゃないの?」って、思ってしまう。
ああ、なるほど。
世間の「うつ」に対する視線って、これなんだろうなぁ。
ぼくも、こうなる前には、無意識のうちに、
そういうふうに思っていたことがあるかもしれない。
自分がなってみて、はじめて気づいたこと。
仮病なんかじゃない、きっと。
つらいときの朝は、あんなにつらいのだ。
きちんと、治していく病気として、むきあおう。
悪いときには、起き上がることさえつらいのに、
いいときには(大抵、夜中に元気になる)、
まったく前と変わらない感じで仕事ができたりする。
とくに、人と話すときは、テンションが高くなって、頭の回転率もあがって、
まるで元気いっぱいみたいな雰囲気になったりすることもあるから、
「本当は病気でもなんでもなくて、仕事が嫌なだけのサボりなんじゃないの?」
と思われてしまうのは、ある意味で仕方ないと思う。
他人にそう思われるのは(その人が直接の上司じゃない限り)、かまわないけど、
自分でもそう思ってしまうときがある。
そう考えてしまうと、
「給料をもらっておきながら、嫌な仕事から逃げて他人に迷惑を押し付けている」
という自分の状況に、どうしようもなく自己嫌悪になる。
会社は、ぼくが思っていたよりずっと優しくて、
ぼくを仕事の担当から外してくれて、
たまっていた有給休暇で、長期休みをくれるという。
その後は、休職制度なんかも考えつつ、復帰できたらしていこう、と言ってくれるだなんて、
こうなるまでは想像もしなかった。
仕事ができない人は入社したばかりですぐにやめさせるような会社だから、
きっとすぐに「やめてくれ」と言われるかと思っていた。
とても助かっていて、いくら感謝してもしきれないのだけど、
そのぶんだけ、罪悪感がつのってしまうときもある。
「仮病じゃないの?」って、思ってしまう。
ああ、なるほど。
世間の「うつ」に対する視線って、これなんだろうなぁ。
ぼくも、こうなる前には、無意識のうちに、
そういうふうに思っていたことがあるかもしれない。
自分がなってみて、はじめて気づいたこと。
仮病なんかじゃない、きっと。
つらいときの朝は、あんなにつらいのだ。
きちんと、治していく病気として、むきあおう。