僕が生きていく世界

人と少しだけ違うかもしれない考え方や視点、ぐるぐると考えるのが好きです。 あくまで、僕個人の考え方です。 みんながみんな、違う考えを持っていていい。 いろんなコメントも、お待ちしてますよ。

LOST IN TIME トライシクルツアーファイナル!

ちょっと遅くなったけど、日曜日に行ったライヴのレポ。
渋谷クアトロでの、ワンマンライヴ。
あれだけロスト、ロスト、って騒いでるくせに、
実は生で見るのは初めてだったりして、
でもロストの歌は、絶対、同じ空気を吸いながら、
その溢れる思いを共に感じながら聴くべきだ!っていう確信があって、
ものすごくドキドキしながらこの日を待っていた。

完全にスリーピースだけの、シンプルな構成で、
歌った曲数は、僕の記憶では、確か22曲!
ひたすらに、歌って、歌って、歌ったライヴだった。
ロストにとって、歌うことが全てなんだろうな。

アルバムのレビューでも書いたけれど、今回のライヴは、
とにかく歌の射程が僕たちにきちんと向かっていて、
まっすぐに心の奥に響く、素晴らしいものだった。
DVDとか音源から感じる今までのロストの歌は、
必死で声を届けようともがいているような、
どちらかというと苦しそうなものに見えたけれど、
この日の海北さんは歌いながら、
時々抑えきれない笑顔をこぼれさせているようで、
ただひたすらに歌うこと、奏でることを楽しんでいた。

アルバム発売記念のツアーだからもちろん新しい曲が中心だったんだけど、
要所要所で色々な時期の曲を歌ってくれて、
それらは本当にロストのそれぞれの時期を象徴するような歌ばかりで、
本当に打ちのめされてしまった。
約束、一つだけ、サンカク、あなたは生きている、手紙、昨日の事。
中でも、
「これから僕たちは、どれだけ失敗していくんだろう。
きっと間違えてばかりだけど、後悔してもいいじゃないか。
それでも、歩くのはやめない方が、いいよ」
と、思いをこめて話した後に歌った「列車」。
「あの頃はよかった、なんて言いたくはなかったのになぁ……」
そして、その後には「証し」。
「頑張っている振りなんて、しなくてもいいんだよ」
本当に不器用に躓きながら、
歯を食いしばって生きてきたロストだからこその、優しさ。
涙が、止まらなかった。

海北さん自身思わず「いいリハビリになった」とこぼしてしまうほど、
このライヴに至るまでの彼らは本当にひどい状態だったんだと思うけど、
ライヴの終盤に彼が、はしゃいだ様子で口にした、
「やり続けてるとさ、こんな風に、いいことあるよ!」って言葉。
間違いない、ロストは戻ってきた。
いや、そうじゃない。
ロストは苦難を乗り越えて、ずっとずっと前に進むことができたんだ。
不器用で、苦しんで、挫折しそうになって、
でもだからこそたどり着いた優しさで、
まだまだ迷い続けている僕らをそっと導いてくれるような。
そんなバンドが今、完成した。