2012年に読んだ本のまとめ(その2)
1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫)読了日:5月1日 著者:村上 春樹
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)の感想素晴らしくいい本。僕は何とおごっているのだろうと、反省。しかし、この本の印税はほとんど著者に払われていないとか。なんかもう、やりきれない。新装版を、買うことにしよう。
読了日:5月1日 著者:西原 理恵子
動きたくて眠れなくなる。 (Sanctuary books)の感想軽くて、後半ちょっと飽きちゃったけど、なるほど、と思うところも。感情は、僕らの敵じゃない。
読了日:5月1日 著者:池田貴将
めだかボックス 2 (ジャンプコミックス)の感想うっすらと設定っぽいものが出てはきたけど、まだまだ面白くなってきたとは言えないなぁ。もう少し耐える必要があるのかな……。
読了日:5月7日 著者:暁月 あきら
猫物語 (黒) (講談社BOX)の感想うーむむむ。ちょっと悪ノリしすぎー!メタしすぎだし、過去話なのに、設定の辻褄あってなさすぎるし。でもまぁ、面白くないこともなかった(笑)。この作品、ファン以外には読ませる気ゼロだな。
読了日:5月7日 著者:西尾 維新
猫物語 (白) (講談社BOX)の感想うむ。黒より白の方がずっと面白かった!羽川さんは全然好きじゃなかったけど、これを読んだらずいぶん好きになった。
読了日:5月9日 著者:西尾 維新
さようなら、ドラえもん 子どものためのテツガク教室の感想タイトルはだいぶ内容と関係ない気がするけど、かなり読みやすい。哲学に興味を持つきっかけになりそうではあるなぁ、と思う。カントの生き方は、なかなか厳しいなぁ。
読了日:5月9日 著者:中島 義道,若泉 さな絵
偽物語(上) (講談社BOX)の感想妹はどうもキャラが定まっていないような……。どんどん羽川さんの存在感だけ増しているような。キャラを立てたいのはわかったけど、読み進めるごとに「事件」の方がどんどんしょぼくなってきていて、すこし飽きてきちゃったなぁ。
読了日:5月14日 著者:西尾 維新
偽物語(下) (講談社BOX)の感想上巻よりは下巻の方がだいぶ面白かった。月火ちゃんは、多分もう少し活躍するんだろうな。それなりに楽しみかもしれない。
読了日:5月17日 著者:西尾 維新
オカルトリック (このライトノベルがすごい! 文庫)の感想なかなか面白かった。ちょっとキャラクターの特徴とか、論理展開とかが極端すぎて逆にチープに見えたりしたけれど、最近のラノベの傾向なのかな。それぞれが狂気な感じ。葛の葉の全能感が壊されてからが面白いと思うので、続きに期待。
読了日:5月20日 著者:大間 九郎
ゼロの使い魔 (MF文庫J)の感想電子書籍無料キャンペーンだったので読んでみた。うーん、設定とプロットはそれなりに面白いと思うけれど(でもありがち)、純粋に文章がイマイチで、描写がわかりにくく、キャラクターの行動に必然性というか、説得力が感じられず……。
読了日:5月20日 著者:ヤマグチ ノボル
@HOME 我が家の姉は暴君です。 (電撃文庫)の感想面白かったー!こんなに普通な感じで、波乱万丈がない物語でも、ライトノベルとして成立するんだなぁ、となんだかうれしい感じ。文章と、丁寧な心情描写が好き。
読了日:5月22日 著者:藤原 祐
ボクは坊さん。の感想面白かったなぁ。僕と同じくらいの年代のお坊さんが、もがき、考えながら宗教と向き合っている。宗教とはやはり、生きることと死ぬことについて考える、そのためのものなのだろうな。何度も読み返したい本。
読了日:5月24日 著者:白川密成
ひかりのまち―nerim’s note (電撃文庫)の感想きちんとした起承転結のある「物語」として、とても楽しめた。世界観の作り方と、じわじわ出てくる描写の仕方が好み。物語の核心部分が、説明過多で急ぎ足だったのだけが、少し残念。でも、読み進めるのがわくわくする作品だった。
読了日:5月24日 著者:長谷川 昌史
1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉前編 (新潮文庫)読了日:6月4日 著者:村上 春樹
1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)の感想うーん……。ファンを敵にまわしたくはないけれど、僕には全然しっくりこない作品だった……。ラストの安っぽいラブストーリーめいたつくりと大げさな描写は、春樹らしくないように思うんだけどなぁ。
読了日:6月7日 著者:村上 春樹
聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話 11 (少年チャンピオン・コミックス)の感想正直、あまり印象に残らなかった巻。ヒュプノス、あっさりだったなぁ……。水瓶座のテジェルは、なかなかいい感じ。蠍座はドン引きだわぁ……。
読了日:6月9日 著者:車田 正美
聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話 12 (少年チャンピオン・コミックス)の感想カルディアは、原作にはない感じのキャラクターでなかなか楽しい。デジェルは今のところ、全然見せ場がないけど、このあと活躍してくれるに違いない。
読了日:6月10日 著者:車田 正美
幽谷町の気まぐれな雷獣 (レガロシリーズ)の感想おーもしろかったー!!!妖怪ものだけど、その実はあくまでほのぼの恋愛未満。とてもほっこりしました。萩子ちゃんも大地君もかわいいなぁ。まだまだ、ようやく二人の関係ははじまったばかり。化学同好会の三人との関係もはじまったばかり。ということで、是非ともシリーズ化してもらいたい!ねぇ、編集さん?いくらでも新しい展開が考えられそうでわくわくします。次回は栄永ちゃんがもっと活躍したらいいなぁとか、思いますよ!化ける能力を発揮して潜入調査とかね。とにかく、大満足。
読了日:6月12日 著者:森崎緩
路上の人の感想大学生の頃以来の再読。こんなに異端側に寄った物語だっけ?と驚く。史実と、架空の話をうまく組み合わせて、読者を巧みに誘導している感じもあるが、やはりとてもうまい。歴史の教科書に一行だけ出てきて、僕に激しい違和感をもたらした「アルビジョア十字軍」について、僕に新しい示唆を与え、卒論を執筆させてくれた、重要な本。
読了日:6月16日 著者:堀田 善衞
水晶 他三篇―石さまざま (岩波文庫)の感想ゆっくりと読み進め、やっと読み終わった。抑制された文章、その中に含まれる世界を愛する視線がとても美しい。冷徹にさえ思える、一本筋の通った筆致が、しかし「迷い子をそのままにしてはおかない、神の意思」にもみえる。僕は、「石灰石」がお気に入り。ひたすら静かに、自分が良いと思ったことだけを行う牧師と、彼に対する主人公の、自然な尊敬がとても好ましい。
読了日:7月3日 著者:シュティフター
ソード・ワールド2.0リプレイ Sweets(1) わがまま魔剣はままならない! (富士見ドラゴン・ブック)の感想久しぶりに楽しいリプレイだった!!なによりも、メンバーがちゃんとわくわくしながらやってるのがいいね。最近のはちょっと、ルールとかにこだわりすぎな感があったから、こう、純粋に楽しんでいるのがいいです。初GMだという著者が、TRPGの常識にとらわれていないところがいいのかも。続きも読みたい!
読了日:7月4日 著者:藤澤 さなえ,グループSNE
レイアウト、基本の「き」の感想夢中で一気に読んでしまった!!これはいいね。とても実用的。本職のデザイナーさんには簡単すぎるかもしれないけど、発注する側の編集者には、教科書にしたいくらいだ。
読了日:7月5日 著者:佐藤直樹,ASYL
エスケヱプ・スピヰド (電撃文庫)の感想素晴らしい!圧倒的に面白かった。ここ数年で読んだラノベではいちばんかも。最初っから、設定の巧さでどんどんと引き込み、しかも最後まで一時も飽きさせない。まさしく血湧き肉躍るストーリー。この一冊で完全に成立しているから、続編は少しだけ不安だけど、とにかくこの完成度は素晴らしい!
読了日:7月11日 著者:九岡 望
めだかボックス 3 (ジャンプコミックス)の感想なるほどなるほど!ようやく面白くなってきたー!西尾氏を信じて読み続けてたかいがあった。
読了日:7月13日 著者:暁月 あきら
ヘヴン (講談社文庫)の感想うーむ。これは不満。どうも波長が合わなかった。これは、いじめられている中学生を書いたものではなく、中学生の形をしたハリボテを使って、作者の意図を語らせたようにしか思えない。あえてそうした、という気もするけれど、そうした手法は僕には響かなかった。うーむ。
読了日:7月14日 著者:川上 未映子
エスケヱプ・スピヰド 2 (電撃文庫 く 9-2)の感想いいね、いいね!まさか二巻がここまで面白いとは!期待をはるかに超える完成度。「虫型の機械兵器」という要素も素晴らしくて滾る。ハンミョウとか、カミキリとか。今後、どんどんと魅力的な敵が出てくる伏線もばっちりだし、続きが楽しみでしかたない!とにかくうまい!!
読了日:7月16日 著者:九岡 望
街場の文体論の感想街場と名のつく本はかなり多くなっていて、中にはブログを編集しただけのものもあるけれど、この本は授業で話したことを本にまとめた、本来の「街場」シリーズの一冊。授業だからなおさら、今までの発言の集大成といった感じで、あまり新しいことは出て来ないんだけど、「言葉」というテーマで今までの意見を改めて表明しているのはとても面白い。「結局、届く言葉というのは魂から出ている言葉だ」という、なんとも当たり前な結論ではあるけれど、それまでのたくさんの具体例によって、その言葉がすとんと、「腑に落ちる」。得難い感覚。
読了日:7月19日 著者:内田樹
ランジーン×コード tale.2 (このライトノベルがすごい!文庫)の感想相変わらず難しい。しかしながら、今までにない新たな設定を切り開く、素晴らしい取り組み。こういう大きな設定の作品は、3巻くらいから本格的に面白くなってくるんだよなぁ、というわけで、続きが楽しみ。キャラクターがそれぞれ魅力的。
読了日:8月2日 著者:大泉 貴
白魔術都市(セイルーン)の王子 (富士見ファンタジア文庫―スレイヤーズすぺしゃる)の感想電子書籍でフェア中だったので購入。独特の軽さは、もはや職人芸。サクサク読めるのはなかなかに快感だった。ふざけまくっている一方、裏に流れる重厚な世界設定が面白い。本編も読み返したくなるなぁ。
読了日:8月6日 著者:神坂 一
ランジーン×コード tale.3 (このライトノベルがすごい!文庫)の感想きたきた!面白くなってきた。ラピスと組織、そして武藤凛子。役者と舞台が揃い、今までの「超能力探偵」的な話から、大きな展開へのシフト。「沈黙の海」という概念のおかげで、コトモノについても理解しやすくなってきたし、今後が楽しみだなー。
読了日:8月8日 著者:大泉 貴
僕のエア (文春文庫)の感想巻末の海猫沢めろん氏の解説まで含めて、なにやらすごい作品だった。解説のどこまでが事実なのかさっぱりわからないが、事実ならもはや、滝本氏は中島らものようになっている感がある。なにかしら心に残るもののある、作品だ。
読了日:8月11日 著者:滝本 竜彦
聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)読了日:8月11日 著者:中村 光
聖☆おにいさん (2) (モーニングKC)の感想これは……!予想してたより面白い。性格の設定とかかなり細かいし、ふたりの友情は可愛らしいし。もうちょっときっついパロディかと思ってたけど、基本的に優しいまなざしで書かれているから、これもありかも、って思っちゃう。すてき。
読了日:8月11日 著者:中村 光
傾物語 (講談社BOX)の感想「毎回、読者の予想を裏切れ!」という無理難題を与えられているであろう著者が、それでも、期待を飛び越えて予想を裏切ってくれたすごい作品。物語シリーズがほのぼの日常怪異譚だと思っていた僕は、おもいっきり裏切られた!さすが維新。八九寺がほとんど出てこなかったのと、忍の「都合のいいキャラクター化」にはちょっと残念だったが、しかし、純粋に物語として面白かった。
読了日:8月17日 著者:西尾 維新
カンナ道のむこうへ (Green Books)の感想これこそ、イマドキの児童文学。内容は今も昔も変わらない普遍的なもので、「夢が見つけられない」ことに悩む小6のお話。どこがイマドキかって言うと、周りの大人達の働き方。お父さんは、何度か転職を経験して、自分で小さな会社を作ってしまった社長さん。お母さんは、塾の先生をしながらも「学校の先生になりたい!」と思いたち、教員採用試験に挑戦中。親戚の真水お姉さんは、大学を卒業後カフェでバイトしながら、いつかはカフェを開くことを考えている。多様な価値観。だからこそ、子供たちは目指す道を決めるのがより難しい。そんなリアル。
読了日:8月24日 著者:くぼ ひでき
屍者の帝国の感想困った。読んでるうちは、レビューをいろいろ書いてやろうと思ってたのに、読み終わったら何も出てこない。まだ、消化し切れていないのだと思う。でも、これだけは強く言える。この作品が、書かれて良かった。
読了日:8月31日 著者:伊藤 計劃,円城 塔